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ゆっくりばこができるまで

構想から完成まで8年

私が独立して、オフィスを借りたのが2012年。

現在のオフィスである「ゆっくりばこ」は2020年に完成しました。

様々な方と接し、「ゆっくりばこ」の構想を開始してからも

ゆっくりと着実に理想の環境を作ってきました。

その経緯をつづりました。

INDEX

1.独立

2012年 さかい新事業創造センターS-Cubeからのスタート

ひとりで仕事をやり始めたころ、門をたたいたのが、さかい新事業創造センターでした。
何も、なかったけれど、新事業として、自分なりに考えた結果、思いついたのが、「堺・泉北 再生工場」………。
ノムさんの再生工場が好きで、古びた(他球団を解雇になった)選手を自分の元で蘇らせるノムさんにちなんで、
この新事業提案で、入居依頼出させていただきました。
【事業内容】
住宅や施設を再生する為、堺・泉北に於いて、使用者、又は住宅取得者と、既存ストックをつなげる役割が必要とされ、
確かな建築技術をもって建築を再生すると同時に、
人と人のつながりを構築することによって地域、まちの活性化を目指します。
既存住宅に関しては、岐阜森林アカデミー 木造建築病理学「住宅医ネットワーク」に所属、それを元に、高齢化した建物に適切な診察・診断を行い、
それに基づく治療(=改修工事)を行うための技術をふまえ、従来の新旧入替のリフォーム工事ではなく、耐震、温熱性能を重視した改修工事を行ないます。
また、既存のビルストックを、建築工事としてのリノベーションによって活用、再生し、市民、住民の集いの場、交流の場を造ります。

書類を何度も訂正しながら、何度か審査に落ち、半年後くらいにやっと入居が許されました。なかなか厳しい審査でした。

15㎡くらいの1室でしたが、住めば都、素晴らしい仕事空間でした。
また、これから新事業をがんばってゆこう、という方々に囲まれ、またそれをサポートされるマネージャーさん、事務局のみなさんがおられ、働く環境、またひとりで働き始める環境として、最高で、おそらくここで得た経験は今後の働き方の考え方の中で活きてくるのだろうと思います。

2. 地域との出会い

2014年 泉北魅了発信プロジェクトからつむプロへ

2014年あたりから、堺市の泉北再生室主導で、泉北ニュータウンの活性化プロジェクトが始まりました。
最初は、ニュータウン周りを歩き回り、魅力を発掘しそれを発進するところからの作業でした。
これまでも泉北ニュータウンに住んではいましたが、魅力を探すという作業は初めてのことで、実際に歩き回ってみると、
自分の住環境がいかに恵まれていることか、よく理解できましたし、こんなポテンシャルを持っている環境であれば、
その使い方によってどのようにでも使いこなせると考えました。

私がこの企画の中で考えたのが、「だんぢりキッチン」
公園までリアカーでだんぢりのように練り歩き、公園でゲリラ的にカレーを作る。

たくさんの仲間が、カレーを食べに来てくれて、こんなコミュニティってあるんやな、って実感しました。

3. 堺市とのつながり

2015年 泉北ニュータウン住宅リノベーション協議会

泉北で、魅力を見つけ、仲間と発信することを「ソフト」と呼ぶとしたら、
地域の既存住宅をどのように活かすのか、を考える「ハード」面も重要で、この両面で地域を活性化させたいと考えました。
泉北ニュータウン住宅リノベーション協議会に参加させていただきました。

初めのころとは違った盛り上がりを見せ始めたのはこのころからか。
堺市、泉北再生室を中心に、たくさんのプレーヤーが街を盛り上げる感じになってきました。
この地域の持っているものが、今の時代に合っている、そして、これからの時代のために、地域住民が自主的に盛り上
げてゆけるんだと実感するようになってきました。

2018年 泉北ニュータウンまちびらき50周年事業

そんな泉北ニュータウンも50周年。
50年も前に、このニュータウンが開発され、今からどのように活きてゆくのか、を住民で考えようとする事業。
ここで、「暮らし はたらき つながる箱」を提案しました。
ベッドタウンとして開発されたニュータウン。
でも、その役割を終え、これからは、地域で循環するまちへ。
まちの中で、人々が集い、そこで働き、つながることが出来たら素晴らしい、そんな思いでした。

この事業の中で、具体的に何をするのか?
これに関しては結構自分の中で考え、迷い。訪ねたのが東吉野オフィスキャンプさんでした。
実際に遊休不動産を探し、そこで企画をしようかと思いましたが、ここはやはり、泉北の緑豊かな公園で実施することになりました。

普段は、何もない公園。ここに箱を作ります。

そして、コワーキング。

何度か、このスタイルで企画してみました。
実質的に働く、というところまで行かなかったけれど、ひとつ今後の提案は出来たように思いました。

構想から中古物件との出逢い編へつづく

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