
お施主様のリアルな実邸をご見学してみませんか?
西紋建匠では、お施主様の実邸の完成見学会を開催しています。
実邸の見学会では、モデルハウス見学では分からないお施主様とのリアルな家づくりのストーリーやご要望、間取りや仕様などをリアルにお伝えいたします。
− 限られた敷地のなかでどのように工夫すれば、理想の家づくりができるのか。
− 暮らしに沿った素敵な仕様を、予算内でどのように叶えたのか。
それぞれのご家族のこだわりが詰まった、世界にたったひとつのお宅をご覧いただけます。
今回の完成見学会は、堺市に完成した木造2階建て新築住宅。
終の棲家をテーマにお施主様と一緒につくりあげた“老後を楽しむ住まい”の魅力、さまざまなアイデアをご体感ください。
| イベント概要 | 詳細情報 |
| 日程 | 11/6(金) ~ 11/12((木)) |
| 時間 | 10:00 〜 17:00 ※完全予約制 |
| 参加費 | 無料 |
| 会場 | 大阪府堺市 (住所詳細はご予約後にご案内いたします) |
見学会への参加をご希望の方は、
「ご希望日時」をご記載のうえ、以下よりお申し込みください。
ご質問・ご相談もお気軽にどうぞ。

これからを愉しむ焼杉の家
- 種別 / 木造2階建て
- 床面積 / 105.69㎡ (31.97坪)
- 構造 / 耐震等級3 許容応力度計算
- 性能 / (外皮平均熱貫流率)0.42W/(㎡K)、C値(相当隙間面積)0.2㎠/㎡
- 外壁 / 焼杉
- 内装床 / 紀州産檜無垢フローリング
- 内装壁 / けいそうクロス
家づくりSTORY
数年前に一度ゆっくりばこを訪ねてこられたご夫婦。
泉北ニュータウンでお住まいで、建て替えのご希望でした。建て替えといっても、現在お住いのお家の横に中古住宅を所有されていまして、そのお隣の家を趣味の家にできれば、ということでした。
その時は、ざっとした敷地の情報をお伺いしながら、敷地に対して要望される要素をゾーニングし、このようなかたちだったら良いですね、といった感じでお話は終わりました。
それから数年が経ったある日、お電話にて以前お話をおうかがいしました、と再度ご連絡をいただきました。あれからしばらく経ち、いろいろな目途もついてきたとのことで、設計のお話をお伺いできれば、とのことでした。
ご主人奥様共にお仕事がお忙しそうで、ただ、今後の老後に向けて趣味と一緒に皆で愉しめる家にしたい、とのことでした。
ご主人さんは乗り物が好きで、大きめのバンや、今回の設計の大きな要素となるバイク、ハーレーダビッドソンをお持ちで、それを格納できるガレージを要望されていました。
また、お二人ともに、皆で一緒に食事会をすることが趣味となっており、お仲間さんをお家に呼んで、飲み会・パーティを開きたいと、またパーティが終わると皆で雑魚寝するスペースがあれば、とのことでした。
お打ち合わせを進めるごとに夢は大きくなってきました。趣味の家にするにはもったいない、やっぱりここに住もう!ということになったのです。洗面や浴室、寝室を備えながら、皆でパーティーをする愉しむ家。
また、奥様が陶芸をされていて、それらの作品を見せていただくと精巧に考えられたストーリーの中で登場する人物を陶芸で表現されたものでした。
これはぜひ、新しい家の中で組み込みたい、ということで、奥様の陶芸コーナーを設けることになりました。場所は、ガレージ、ハーレーダビッドソンの横です。

道路から家を観ると、焼杉のシンプルな家が佇んでいて、玄関ではなくシャッターガレージが正面にあり、そのガレージを開けると、そこにはハーレーダビッドソンが。またガレージシャッター横の大きめのフィックス窓からは、陶芸室が見えていて、そこにはにぎやかな作品が並ぶショーウインドウで街角を彩る。そんな家になればいいと、設計がスタートしたのです。

お施主様からいただいた陶芸作品
大きな切妻屋根の下
今回は、軒面をファサードとして設えました。
高気密高断熱を基本性能として取り入れる中で、室温が安定するというメリットがあり、それはプランにも影響します。それは、家を一つの空間としてとらえることができるということ。昔の日本家屋がそうであったように、他の字型プランで可変性があり、空間を好きなようにアレンジすることができました。その後、〇LDKという西洋の家づくりが主となったころから、家の構成を細分化し、要素、居室を分けることが当たり前となりました。もちろん、個室が不要といっているのではありません。ひとつ屋根の下で、工夫しながら暮らすことの意味を考えたいと思います。もちろん人が暮らすのですから歩いていても何か作業をしていても音がするものです。その音も考えようによっては安心するためのものだと考えます。家のどこからか人の気配を感じ、鼻歌が聞こえてくる、そんな家、いいなと思うんです。
ひとつ屋根の下展開する暮らし、便利ではないところがあるかもしれませんが、豊かな空間だと思うのです。

住宅街に佇む焼杉の家
このお家では、天龍焼杉を使わさせていただきました。
焼杉は、杉板の表面を焼いて炭化させて保護層をつくる日本で古くから愛用されている外壁です。
今回使用した天龍焼杉は、杉板を3枚三角形に組み煙突効果を利用して、その三角形の内部を焼き上げる伝統的な三角焼きで職人さんが一枚一枚人の手によって造られています。
杉板の厚みも厚く、炭の炭化層もしっかりとあり、独特の力強い表情を家に持たせます。
そして、その魅力は自然素材ならではの「時間とともに変化してゆくこと」
年月を経るごとに炭が少しずつ落ち、木目が浮き出る浮造りのような変化も楽しめます。
新品の状態を保つのではなく、雨や風、日の光を浴びながらその家だけの表情へと育ってゆく。自然素材だからこそ生まれるそんな経年変化が、より家に愛着を持たせてくれます。日本で昔から受け継がれてきた素材と手仕事を現代の家に取り入れる、西紋建匠が大切にしている「Japanese Hygge ― 住むほどに美しくなる家」にも、とてもよく似合う素材です。

豊かな暮らしには楽しむ要素を
今回は、ガレージハウスのハーレーダビッドソンで、計画が走り出しました。
家は、ただ単に住むためのものではなく、暮らしを楽しむものになれば、と思います。これは、今回のように大きなオブジェクトとしての目的がなくても、普段家族でいるときに何を楽しめるのか、という大きなテーマでもあります。キッチンなどがその役割を果たすことが多いのですが、暮らしの中に自分の楽しめる、ほっとできる部屋があること、それは大きい小さい関係なくて、そこにいる時間が自分にとってかけがえのない時になること、そうやって暮らしが展開すると、毎日の色が変わってくるように思います。

キッチンを囲みながら、癒される時を
キッチンとリビングダイニングの関係はさまざまありますが。
対面式が多い感じですが、今回はI型で作業面がダイニングと一緒になった形です。対面式だと、キッチンが片付いていないときも、ある程度隠すことができるメリットがありますが…。キッチン作業面が開く形になっているので、隠すことができません、その反面大きなメリットとしては、皆でキッチン作業しながらいただくことができるということ。今回の大きなテーマのひとつ、お友達を呼んで食事をしながらのパーティーです。食事を作りながらいただくお酒がおいしい、という経験はありませんか(笑)。作るも食べるも一緒。役割を決めるわけでもなく皆で一緒に。でも、これはパーティの時だけに限らず、ご夫婦の間で、そんな食事時間を楽しんでいただけたら、そんな願いでもあります。
そして、キッチン自体がオープンになるので、今回はシステムキッチンではなく、木の制作キッチンです。大きな吹き抜け空間の下、ダイニングキッチンを中心に愉しく、癒される時間を。

開放的な洗面、意外と良いんです
水回り群の浴室、脱衣所、洗面所、トイレたち、普段全体のプランの構成上北側に配置されることが多いのですが。ここ最近、洗濯物の動線を検討することが多くなってきています。お風呂入るときに脱いだ洗濯物を洗濯して干して収納するまでの道のりをしっかり考えて設計します。
そんな中、洗面所のあり方をどのように捉えるか、大切なポイントです。
機能としてしっかり働くことは大切ですが、その洗面所が気持ちよければいっそう良いですよね。南面に大きく開いた洗面所、昔から憧れてきた構成です。朝起きて、まず向かう洗面所、この場所が明るくて開放感があったら一日のスタートも変わりまた、一日が変わる、それほど大切な洗面所だと思います。

思い入れのあるものと一緒に
お施主様のご実家が解体されるということで、解体される前に大工さんと一緒にお伺いしました。
もう50年近くなるお家でしたが、きれいに保たれたまま最期を迎えようとしていました。今度の新しい家に、何か使ってもらえるものはないか、とお施主さんからご依頼をいただきました。そこで見つけたのは床柱と書院の障子。これらをぜひ新しいお家で使わせてほしいということになりました。
床の間は、和室吊り押し入れの敷居に、書院の障子は、奥様が造られた陶芸作品の陳列棚の背面を飾ることに。
玄関を入ると、この陳列棚が迎え、小さいころから育ったお家の思い出をいつまでも大切にします。


2階の雑魚寝部屋に上がる階段は、鉄骨造。
真壁の間に徳島産の杉板を貼り、そこに段板が刺さるようにデザインされています。木の家の空間を目いっぱいに表現したひとつ屋根の空間です。
見どころPoint
終の棲家、というと、何か終わりを迎えるおとなしい家のように感じますが。これから存分に暮らしを愉しむ、そんな心意気をもって携わったお家です。愉しむ要素は人それぞれですが、この家の大切にしている暮らしを愉しむ要素を感じてほしいです。
見学会への参加をご希望の方は、
「ご希望日時」をご記載のうえ、以下よりお申し込みください。
ご質問・ご相談もお気軽にどうぞ。
見学会のお約束
完成見学会はお施主様のご厚意のもと、大切なお宅をご覧いただく貴重な機会となりますので、以下のご協力をお願いしております。
- スムーズなご案内のために必ずご来場の際にはご予約をお願いいたします
- 小さなお子さまとご来場の際にはお子さまから目をお離しになりませんようご協力ください
- お手洗いはお済ませいただいた上でご来場ください