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2016/02/10

和歌山県串本町で生まれ、幼少期は奈良県十津川村で育った私。 奈良の五條というところに引っ越し、大学からは大阪へ。 大阪で就職するも、和歌山のハウスメーカーへ。 と思いきや、結婚してからはまた大阪 堺で10年余り。 いえ、僕の生い立ちはどうでもいいのですが、要は紀伊半島でお世話になってきました。 今回いってきたのは、和歌山県本宮近くにある九重というところにあるブックカフェ。 この辺も父母の実家の間にあり、とっても親近感のある地域。 地図で、おさらいです。(もういいですか…) ざっとこんな感じになります。 今回、訪れたのは、この九重にあるブックカフェ。地図を見るからになんで、こんなところにという感じもしてしまうのですが、 この取り組みがすごいんです。 あたりの景色は、とてものんびりしていて、快適にドライブしていると、ブックカフェなど見過ごしてしまいます。 さて、到着。 聞いていた通り、昔の小学校。 ここが、本屋であったり、カフェであったり、パン屋さんまであるという。 そもそも、数年前、この辺りでは大雨の影響でこの小学校が浸かってしまったそうです。 そこで、解体するということになったのですが、その解体工事費用としてあてられたのが800万円。 でも、どうせ解体してしまうのであれば、使えるように工事して、現在に至っているとのこと。 営業日は金曜日、土曜日、日曜日。 お伺いさせていただいた日は、OPEN! 入り口付近の渡り廊下。 おうこの辺りから懐かしい雰囲気が漂います。 渡り廊下から、廊下へ入ると、いまにも小学生たちが走っていそうな廊下が。 教室のネームプレートのところが『CAFE』『パン』『本』となっている。 早速、本屋さんに入ってみる。 いろんな本はあるが、種類を絞って、おもしろそうな本がたくさんあった。 使われている本棚などは、昔学校で使っていたものをリユースしているものが多く、興味深い。 この引き出しは、多分実験室にあったようなものか。 黒板も、昔教室にあったままの姿。 そして、カフェへ。 昔の材料がそのままの部分と、新たに無垢材を中心に造られたものの調和が美しい。 メニューはそんなに多くなく、ランチを注文してみる。 こちらがダイニングテーブル。 このテーブルのアールが絶妙なライン。 そして、注文していたランチがきた。 地域の食材をふんだんに使われたランチ。 いうまでもなく、とてもおいしかった。 食べるとき(だけ)は静かないつもの食卓…。 数人で食事できるところもあれば、ひとりで来て食事できる(僕の好きな感じ)カウンターもあり、のんびりとした時間が流れる。 教室群と廊下を挟んで、外には昔体育倉庫だったところをリノベーションしたパン屋さんが。 天井、梁などは昔のままで、ラワン合板に柿渋を塗ったという天井や壁の質感が何とも言えない雰囲気を醸し出していた。 どのパンを見ても、おいしそうで、 なんと、小麦まで栽培されているとのこと。 おして、気に行った窓の風景が。 南側の明るい空間とは別に、北斜面側。 窓に接近した石垣が窓から見えるとても落ち着いた空間。 帰ってきてからインターネットでもいろいろ調べてみた。 『田舎に必要なのはオープンなのに一人になれる場所』 そんなことをテーマにこのブックカフェは建設されたそうです。 人が暮らすコミュニティの要素として、 他者とのコミュニティがあることとする一方で、ひとりになれる場所があること。 そして、知的好奇心を満たせ安心して食べられる食べ物があることが大切だそうです。 また、とても興味深いことは、 文化が生きる街は、外から来る若者にも魅力的に写るということ。 いま、堺市 泉北ニュータウンに暮らし、地域活性化の取り組みや、これからの空き家問題の解決へ向けての取り組みに参加させていただいています。私の事務所としても、リノベーションをメインに、これからのストック不動産を活用し、いきいきとした街になればと考えています。 bookcafe kujuは、これからの目標に対する大きなヒントとなったことは間違いありません。 オープンなのに一人になれる場所。 そんな場所をつくりたいと思った。

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