50周年。
泉北ニュータウンまちびらき50周年のオープニングイベントが開催された。
場所は、泉が丘駅のビッグアイ。
会場はとてつもなく広く、こんだけ人が入るんか、いやそんなに来んやろ、思っていた。
今回、市民トライアルという企画で、公募された中で、選んでいただいたので、その企画のスピーチをする、という大役をいただいた。
少し早い時間に、市民委員さんたちが集合。
一度練習するということで、実際にスピーチやってみた。
こんな大きな場所で、スピーチするのは初めてで、いつになく、いや、いつも通りに緊張。
竹山市長と市民委員さんたち。なごやかな雰囲気も、この後のスピーチのことで頭はいっぱいだった。
さて、時間もそろそろということで、会場に戻る。
超満員…。
これは、やばい。
もうここまで来たら、開き直るしかないのです。
セレモニー開幕!
地元 三原台中学校吹奏楽部さんによるオープニングセレモニー。
そして、竹山市長の開会のあいさつと続き、その後吹奏楽部の皆さんの演奏を披露いただいた。
演奏いただいた曲目が、昔の懐かしい曲から、最近のヒット曲まで。
このへんから、何か一つの歴史を見ているような感覚になってきた。
おそらく、今後、ニュータウンでこんなセレモニーがあったんだと、語られる日が来るのではないかと。
そして、まちびらき50周年事業全体像の紹介。
さて、そろそろ出番です。
泉北トライアル 市民企画プロジェクトの趣旨が説明された。
会場は大盛り上がり。
これまで経験したことのない雰囲気と緊張感。
そして、登壇。
私の企画は、地域に開かれたコワーキングスペースの開設。
『暮らし はたらき つながる箱』
緑あふれる公園に隣接し、農に近い住環境を生かしながら仕事ができる暮らしを実現するため、
建築・不動産と人を結びつけるプラットフォームとなるコワーキングスペースを開設。
また、地域の方に開かれた、地産地消食材を提供するオープンキッチンを企画するというもの。
このプロジェクトのみどころとしては、
いままであったものが、ソフトをどう入れるか、人がどう使うかでリノベーションする様子を提案したい。
そこでは、多目的の人が出逢い、仕事が交じり合い交錯し互いに影響し合い、あたらしい関係や目標をもって進められる、
そんな場所であってほしい。
そしてそんなことが、暮らしの傍にあることが、暮らしをどう豊かにしてゆくのかを考えてゆきたい。
多少力技のようなスピーチで、なんとか終えることができた…。
第二部として、映画『校庭に東風吹いて』の上映。
そして、第三部として、映画主演の沢口靖子さん(赤坂台出身)と竹山市長との対談が行われた。
写真は、泉北ニュータウンまちびらき50周年事業ホームページより転載させていただきました。
セレモニーが終わった後は、穏やかな雰囲気の中、懇親会と続いた。
今回のセレモニー、1500人を超える来場者があり、大成功ではなかったのだろうか。
行政や市民が一丸となってやりこなす、ひとつのイベント、セレモニーかもしれないがその力こそが、今後必要となってくると思った。
50年を経て、成熟したニュータウン。
住宅のプランと同様に、当時の型に合わせた使い方ではなく人や暮らしに合わせたニュータウンでなければならない。
多種多様な生き方、暮らしは職住一体へ。
空き家、空きスペースの既存ストックを有効活用し、ベッドタウンとしてのニュータウンではなく、
仕事、暮らしが交じり合い、地域の中で循環するニュータウンになれば。
次の50年に向けて。
今日もニュータウンに、
日が沈む。