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2015.12.29

始の棲家 リノベーション工事 解体

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リノベーションの一番最初の工事は、解体工事です。
この解体工事、すべての工事が大切な工事なんですが、リノベーションにとっては、非常に大切な工事です。
今まで不明確であったもの、特に構造部分が、すべてクリアになります。そして、これからどうするか、いち早く検討し、施主様に、職人さんに伝達しなければなりません。
まずは、和室2間続きであった和室。
ひとつの和室は南側に配置されていたため、奥の和室が暗くなってしまっていました。

これらの間仕切り、建具を撤去してゆくと、部屋、あるいは家全体が明るくなります。

以前の浴室。
プラン上、少し小さめの浴室でいた。現状の浴室は、リノベーションによって、洗面所となります。

解体してゆくと、在来の浴室であったため、高基礎で施工されていて、構造補強部分としては、耐力壁になりにくい場所になるので、注意すべきところです。

同じく和室。
以前は、掃き出し窓がありました。
そして、真南には押入れがあり、ここに家が暗くなってしまう原因があります。

解体しながら、この家の明るさについても検討してゆきます。
どこに窓を設けるのが明るいのか、そう明るくなくても心地よい光が差し込めばと。

二間続きの和室から、玄関にかけて。

今回の大きな目標である構造補強工事。
解体してみると、2階の荷重が梁には載っているものの、その梁を受ける柱と柱の距離が少し大きく、これをプラン上、どう解決してゆくかが大きな課題になります。

キッチン。
以前、北側に配したキッチン。昔は、メインの和室を明るい南側にとり、北の暗いスペースにキッチンがプランされていることがよくあります。

最近では、キッチンが主役を務めることが多く、生活の中心であるといっても過言ではありません。このキッチンを家の中心にドーンと持ってゆく計画です。ここが始の棲家の大きなポイント。食を楽しむ暮らしです。

解体が始まった瞬間、暮らしの器であった住まいが、現場へとかわってゆきます。
もうすでに懐かしさを感じる以前の住まい。
その記憶を大切にしながら、新しい生命を吹き込むべく、工事を進めます。

大阪府 堺市 泉北ニュータウン の 設計事務所 中古ストック を活用した 木の家 マンション 自然素材 耐震 断熱 リノベーション 西紋一級建築士事務所

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