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2019.06.27

堺市泉北晴美台リノベーション工事【③耐震補強工事】

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解体工事から、基礎工事まで完了しました。
ここで、今回の大きな目的である耐震補強工事が始まります。
実際は、解体の時点で現場の最終確認、基礎工事の時点では、耐震計算上はほぼ固まっていないと基礎工事ができません。
なので、ここからの大工さんに施工していただく耐震補強は、図面のものを正確にきっちり施工してゆく工程になります。

とはいうものの、まずは基礎の上に置く土台、大引きから施工してゆきます。
そして、柱や梁の構造体から補強します。

筋かいが、入ってきました。
この時点でも、解体完了時とはまた、安定感が違いますね。

土台、大引きや柱梁の構造体は、和歌山の龍神のあたりの山の木です。
写真では、簡単に見えてしまうのですが、大工さんがかなり丁寧に施工していただいてまして、
既存の構造体に、新たに取り付けるものですから、合わせる作業というのが、ほんとすごいんです。
この既存のブロックが解体されている写真は、解体時に既存浴室3面を覆っていたコンクリートブロックですね。
きれいに解体され、木構造で新たに梁を持たせています。

基礎に意識が行き勝ちですが、耐震補強部分で、基礎があるところには必ず梁があります。
また、2階の床加重ささえたり、また、プランによっては柱を抜くときもありますが、その時も梁の大きさを大きくして、2階の荷重を持たせます。

このあたりで、一度堺市耐震化推進課の方から来ていただきまして、検査に入ります。

あと、重要なのは金物ですね。
柱って、上からの力を支えるので、圧縮の力は通常かかるのですが、
地震や風力がかかった時には、引っ張りの力もかかるんですね。
その引っ張りに対応するために、柱と基礎や柱と梁を緊結します。
そこで、金物が出てきます。
堺市の耐震補助申請では、このあたりも重要視していまして、全個所の施工写真が求められます。


一部、写真をお見せするとこんな感じになりますね。
おそらく竣工時は700枚くらいの提出写真になります。

このあたりの工程では、堺市耐震推進課の方に、何度もご足労いただくことになってしまいます。
基本的に、隠蔽部分、いわゆるすべての耐震補強箇所についての検査だからです。
工程が進むごとに、検査していただくという感じでしょうか。

柱梁、そして筋かい、それに伴う金物工事が終わると、ここから面材補強です。
いわゆる耐力壁ってやつですね。
そして、今回は、床と天井にも合板で補強されています。
これは2階床の水平剛性の補強なんです。
2階の床があるところはそれでよいのですが、こちらのお家は、1階だけがある部分、いわゆる下屋ですね、その下屋部分が建物4周にあり、
その部分をすべて、水平剛性の補強をしなければなりません。

ここまで来て、また堺市耐震推進課の検査になります。
合板に関しては、釘のピッチや、釘ののめり込み、合板の下地の状況など、こちらもかなり細かい検査をすべての部位で検査します。

また、同じく堺市に申請してます既存住宅の省エネ申請の検査も一緒にしてもらいます。
天井壁、床の断熱材、そして、入れ替えた窓です。

外回りも同時に施工進めています。
入れ替えの窓の設置、また、窓ではなくなった部分の壁の補修工事になります。

新しく施工した防水シートと、もともとあった防水シートをきっちりシーリングでつないでゆきます。

フローリングの施工です。
今回は、材料やさんから破格のオークの無垢フローリングの材料の情報が入りまして、ものすごくきれいです。

ここまでが、大工さんに入っていただいてからの怒涛の耐震補強工事。
やっと、家らしくなってきて、少しほっとしている状況ですね。

さて、ここからが、造作の作り込みから仕上げ工事へ。
いわゆる、勝負どころですね。

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2019/06/29 Sat.

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