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2019.06.26

堺市泉北晴美台リノベーション工事【②解体工事から基礎工事】

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解体工事が始まりました。

今までの住む環境が、一気に建築現場に変わります。

予想はしていましたが、浴室のCBブロック壁。
今回は、大変厄介なことに、このCB壁で、建物躯体加重を受けてまして…。
ということは、解体時に、仮にどこかに柱を立てて、加重を受けなければなりません。

CB壁に丸々乗っています。

和室の状況です。
計画で化粧になる構造躯体はないのですが、構造的にはほとんどの柱を使いますので、丁寧に解体してゆきます。

和室の正面、床の間側。
梁も顔を見せ始めました。

壁から、天井、床まで解体できました。
調査で確認はしていましたが、大きな白アリの被害はなさそうです。

すべての構造体を把握しました。
解体は、いろいろな工事種目の中でも、かなり重要な工事の一つです。
解体をしながら、今までの調査と照らし合わせ、プラン、そして、耐震構造計算が合っているのかどうかを慎重に、かつ迅速に判断しなければなりません。そして、新しくできる耐力壁の位置、そのための柱や梁の位置、すべてを再確認してゆきます。

2階の状況です。
1階との構造のつながりを確認してゆきます。
雨漏れがあるのかどうかも、再確認してゆきます。

これで、解体工事完了の状態です。
次は基礎工事なんですが、基礎工事も耐震補強とのバランスで、耐力壁を計画している部分に基礎を新設してゆく計画を再確認です。

外部状況です。
工事予算を抑えるため、できるだけ現状の開口部を使い、新しい窓を設置するように考えます。

そして、新しく開口する窓は、どのように見えるのか、最終チェックです。

吹き抜けの階段は、そのまま使いますので、残りました。

解体工事が終わり、間もなく基礎工事の始まりです。
基礎工事をするということは、耐震補強設計が完璧に確認しておかなくてはなりません。

ここで、堺市の耐震推進課さんから、基礎配筋検査が行われます。

新築であれば、ポンプ車でコンクリートを打設しますが、リノベの場合は手打ちで、バケツでコンクリートを運び打ちます。

職人さんが、丁寧にコンクリートを打っていただいています。

そして、基礎工事が終わると、こちらも間もなく大工さんが入ってゆきます。

基礎ができると、解体完了の状態から、少し落ち着く感があります。
さて、これからが耐震補強の本番です。

まだまだ、始まったばかりですが、重要な工事ばかりが続きます。

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2019/06/29 Sat.

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