Hard
泉北ニュータウン住宅リノベーション協議会
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泉北ニュータウン住宅リノベーション協議会
泉北ニュータウン住宅リノベーション協議会
私は建築家という立場から、泉北ニュータウン住宅リノベーション協議会に関わっています。
まち開きから50年が経ち、泉北ニュータウンのまちや住宅に求められる役割は変わりつつあります。
「〇LDK」や「田の字型」で画一的に区切られたプランは、暮らしに合わせてデザインし直す必要があると感じます。
ニュータウンの風景を培ってきた家々を継承しながら、暮らしと仕事や趣味が重なり展開するまちへと深めていく、
そんなまちづくりが必要なのではないでしょうか。
築年数の経った家、性能的にも劣ってきた家を、建築技術をもって再生し、資産価値を向上させながら、暮らしの器として泉北ニュータウンの住環境の中でよみがえらせる。これが協議会、そして建築、不動産技術者としての現代の使命だと考えてリノベーションとまちづくりに取り組んでいます。
1階に祖父母世帯、2階に家族が暮らし、当時はその容量が必要であったSさんの家。ところが1階は空き、子供たちは、家から出て行ってしまい、2階の一部が使われている状況に。そして結婚、泉北に帰ってくることになりました。
間仕切られていたキッチンをオープンに、二間続きの和室をダイニングリビングに。外の風景を室内に引き込むように考え、お気に入りの素材、家具に囲まれ暮らすSさんは、只今近郊の農村地域でカフェをオープン予定です。
中古物件を購入し、家族と暮らしていましたが、お子さんたちは独立し、
この家で菓子工房をつくりたいと思ったYさん。
何度かリフォームした1階洋室に新しく厨房を設置したいと相談をいただきました。
でも普段の暮らしのキッチンとは別に新しく厨房を設けるよりも、
今のキッチンに厨房を配置して、ダイニングにキッチンを新設する方が、設備工事が少なく済み、
普段の暮らしの中で厨房を使いこなすプランで進めました。
厨房からキッチンを経て緑道につながる空間は、泉北ならではの環境を生かし、
将来コミュニティスペースとしても使えるリノベとなりました。
お問い合わせは、フォームまたはお電話で。
TEL.072-247-4318