11. 泉北ニュータウンの再生、活性化
建築の仕事をさせていただきながら、いろいろな方々とのつながることができました。
地域のつながりとして、また私の事業目的である泉北ニュータウンの再生、活性化。
泉北ニュータウンは、高度経済成長期の住宅需要に応えるため、大規模な計画市街地として整備され、緑豊かな住環境を有するまちとして成長してきました。
一方で、昭和42年のまちびらきから40年以上が経過し、社会環境の変化とともに、人口の減少や少子・高齢化の進行、住宅や道路、橋梁などの都市施設の老朽化など、様々な問題が顕著になっています。
そんな住宅や施設を再生する為、堺・泉北に於いて、使用者、又は住宅取得者と、既存ストックをつなげる役割が必要とされ、確かな建築技術をもって建築を再生すると同時に、人と人のつながりを構築することによって地域、まちの活性化を目指すなか、堺市ニュータウン再生室の企画もあり、泉北ニュータウン魅力発掘プロジェクトに参加させていただくことに。
まずは、泉北ニュータウン魅力発信フィールドワーク。
住宅街を縫うように緑道が走り、いたるところに緑豊かな公園が溢れています。
そして、それらを使ってみんなで楽しもうという企画。『まちの住みかを楽しもう』
自分たちそれぞれで企画し、お披露目会。
私は『だんぢりキッチン』として、泉北の豊富な緑あふれる公園を、キッチンとして企画しました。
同じ志を持った仲間たちと、そして、地域の方々と一緒に楽しみました。
『泉北再生』といって、なにもしなければ別にニュータウンが滅びるわけでもありませんが。
その地域に住む人として自分自身に、どう豊かに暮らすか、どう豊かに生きるか、そんなことが問われているのだと思います。
このプロジェクトがきっかけに、いろんな広がりやつながりができればと思います。