暮らしの見学会 12月
お家づくりも終盤、これまで計画してきたことが現れ、色づけされてゆきます。
外観も室内の仕上げも、建築現場か住まいの器へと変わりつつあります。
そして、外構工事。真ん中に今回のテーマとなるシンボルツリーがやってきて、そのしつらえとしての磯工事がこつこつと施工されています。
住まい手さんと長い間綿密に打ち合わせしてきました。夢のマイホームのヒアリングから始まって、ファーストプレゼン。
そこから基本設計、実施設計へと。設計が終わったら、今度は現場定例会議を積み重ね、夢の話を、少しずつ現実に近づけるようにやってきました。
耐震や断熱気密の基本性能はぶれずに、ご家族の暮らしをかたちにできるように。
計画当初、お家づくりのご要望を細かくお伺いします。
お家によって、ご要望はさまざま。リビングの広さや明るさだったり、家事動線の考え方、収納の量や配置に関して、ご家庭によって異なった価値観で、優先順位を考えながらプランしてゆき、かたちにしてゆきます。家というと大きなものに感じますが、それは繊細なもので、いろんなバランスの中から構成される器。
使い勝手の中で、そのお家の色が出やすいのが家具工事。建築プランの中で、家具の配置やデザインまで考えることが多く、それらは作り付けの家具として、楽しい空間を構成します。たくさんの本棚を家中に配置、いたるところに居場所を造ったり、ご家族の一員としてのワンちゃん、ネコちゃんの居場所としての家具、大きな吹き抜け空間を望みながら、もしくは、お庭を望みながらひと時を過ごすヌックまで。
家でくつろぐ時の居場所って、だいたい決まった場所があって。明るい場所、静かな場所、あるいは開放感のある場所。
その時々の気分によって選ぶことができたらおもしろいですよね。例えば、玄関でもそんな居場所にすることができて、冬になると太陽が降り注ぎ、本棚からお気に入りの本を片手にリラックス。四季折々の風情を感じながら過ごす時間をぜひ。
12月、完成見学会として見ていただく機会をいただきました。
狭小地の住宅から、見晴らしが良い住宅、そして2世帯が集うシンボルツリーの家の3邸です。
今後のお家づくりの参考にしていただければうれしいです。