藤森ワールド炸裂 in CLUB HARIE.
先日、コアー建築工房さんの旅行で連れていっていただいた滋賀のクラブハリエ。
そこでは、つくりたてのバームクーヘンが食べれるということで、建物がどんなものか、知りませんでした。
到着。
外観を見ると、これはただ事ではない雰囲気が…、またいつもの建築病が発症!
なんと、草屋根!
本当に自然な感じで美しい。
構造体から、すべての仕上げまでが、自然素材、ありのままでつくられている感じがする。
そして、内部へ。
そこは、和菓子のたねやさんの店舗と、バームクーヘンの店舗。
仕上げ材の使い方、また、アイアン金物の使い方など、本当に美しく、また、照明器具の使い方まで、細部にわたって詰められて建物でした。
で、ここまできて、一体どなたが設計したのだろうと、調べてみたら、やはり…。
建築史家、建築家の藤森照信氏。
草屋根や、自然素材を使った建築で有名な方で、僕も昔からファンでした。
5年前に行った藤森さんの建築。
これが、空飛ぶ茶室。
では、中に入ってみましょう!
内部も、見事に木で構成されており、そこではお茶を楽しむことができる空間。
この少し狭い空間で、また空を飛んでいる感じが他には例のない落ち着きを醸し出します。
そして、まだほかにも茶室を探して。
ありました、木の上の茶室。
どうやって造ったのだろう。
確認申請は必要なのか…、そんなことを考えてしまう楽しげな建築。
そして、藤森さんが設計された資料館へ。
もちろん、そこも藤森さんの世界が表現されていました。
この辺でうろうろしていると、藤森さんが出てこられ、挨拶させていただいたこともいい思い出です。
いろんな建築があるなか、これからどんなものがつくられていくか。
これからの建築技術者の責任は重いですが、自然というテーマは、建築の方向性のひとつであると思います。
また、型にはまらず、いかに施主の想いをくみ取り、形にしていくか、そこが勝負所であると感じます。
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