空中庭園のあるマンションリノベーション工事
解体工事、仕込み工事が終わると、大工さんの造作工事が始まります。
まずは、フローリング。
今回も、いろいろと候補があがりました。
檜から、広葉樹のクルミ、そして、赤松。
仕上がりのイメージとして、足場板のような荒っぽい感じというのがあったので、三陸赤松に決定しました。
節の感じが美しく、本当にきれいな床材です。
荒っぽいですが、素朴な感じで、いい雰囲気を醸し出します。
さわった感じも、堅くなく、柔らかくなく、仕上がりが楽しみな材料です。
なかなか納期もかかったのですが、待つだけの価値があります。
次に家具材。
主に、杉のパネルで造りました。こちらは、トラパネといって、杉の無垢材をはぎ合わせた材料です。
大分からの搬入でした。これも、発注してからの制作ということで、多少納期がかかりました。
これらを、大工さんが丁寧にカットして、家具を造ってゆきます。
一部、カウンターには欅の無垢材も使用しました。
まさに欅という感じの木目ですね。
幅は狭いですが、厚さ40あり、重厚感のある材料です。
コンクリートの空間が、現場には木の香りが漂い一気に木質空間に変身します。
フローリングや、家具、普段から身近にある材料として、やはり無垢材で構成することは大切だと感じます。
さて、造作工事が完了すると、次は仕上げ。
コンクリートの寒々した空間が、どんどんあたたかい空間へと変わってゆきます。
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