泉北高校、行ってきた。
泉北リノベーション協議会のHPに、泉北高校から問合せのあった。
研究を進めている高校2年生4名と先生に
泉北ニュータウンの再生についてお話しすることになった。
同校では総合学習の授業でSDGsに関する研究を進めているそうで、
生徒たちが「泉北ニュータウンの再生」について関心をももったそうだ。
とはいっても、そんな大それたことはしていないけれども、
何か協力できることがあればと、堺市市長公室ニュータウン再生室の担当者の方とお伺いした。
小学校はよく行く機会はあるのだが、
高校となると、最近では行くこともないし、高校生と授業について話するなんてことは普段ないことなので、
自分にとっても、とても楽しみな機会でもあった。
しかしながら、SDGs…。恥ずかしながら何のことがわからず、少し勉強させてもらった。
「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」
大きくは17の目標を掲げているとのことで、今後未来においての持続可能な開発目標だそうだ。
おそらく、その中でも今回お話させていただくことは、
働き甲斐や住み続けられるまちづくりを、といったあたりだろうか。
泉北高校に着くと、さっそく先生が迎えてくれた。
玄関から教室に向かう途中、夏休み中にもかかわらずクラブの活動で盛り上がっていた。
遠い昔の青春が蘇る…。
そんな話はさておき。
教室ではない、研究室兼応接室のような部屋での話になった。
先生が2人と高校二年生が4人。
最初は、ニュータウン再生室の方から、泉北ニュータウンの歴史や、現状、そしていま行われている取り組みや未来について、お話いただいた。
ということで、僕からはそう、大きく説明することもなくなったが、
概略よりも、今自分が取り組んでいる活動について、少し切り込んだ形でお話させていただいた。
ソフトとしてのつむぐプロジェクトのだんぢりキッチンや、新桧尾公園で開催している暮らしはたらきつながる箱の話。
また、ハードとしての泉北リノベーション協議会でのリノベ暮らし学校や、実際に実施した中古不動産のリノベーション物件のビフォーアフター、写真を交えながらお話した。
生徒さんたちは、普段接することのない話みたいで、興味を持って聞いていただいたと思う。
そして、こちらから、逆質問。
将来の進路や夢についても聞かせてもらった。
高校2年生、おそらく将来についておぼろげにでも考え始めた年ごろであろうか。
生徒さんたちは、目を輝かせ、次の進路や夢について語り始め、こちらも熱く聞き入ってしまい、
仕舞には、先生から2回ほど、話を本題に戻しますが、と質問されることもあり、少し恥ずかしかった。
でも、今回訪問させていただく前から、結構力が入っており、
生徒さんたちにとっては、もしかしたら、万が一、今後の何かの人生のきっかけにもなりかけないことだと思ったからだった。
また、泉北再生、といってもとっても大きなことで、別に自分がそれを実現できるとは思っていない。
でも、自分自身が暮らしの傍らで、楽しい空間があったり、周りに人と人のつながりがあったり、そして、この地域の中に小さくてもよい仕事を作ってみたり、自分が豊かな人生とは、を自問しながら考え、自分なりに活動することが、自分自身の人生を豊かにしたり、結果、その地域の中に新しい点が生まれ、それが結び線になり、そして、エリアとしての面となる。それが地域再生につながってゆくのでは。
もう、この話の段階では、高校生たちは多少引き気味…、スイマセン熱くなりすぎたわ。
そんなこんなで、あっという間に泉北高校訪問が終わった。
この1年かけて、高校生たちは何か泉北で活動することを目標に授業をすすめるとのこと。
ただ、単に勉強するのではなく、何か自分の将来に刺激あるものになればと願う。
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