始の棲家 リノベーション工事 はじまり

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始の棲家 リノベーション工事 はじまり

2015/12/09

はじまりは、2014年5月に開催させていただいた、和歌山県串本町潮岬の『小さな家新築工事』見学会でした。 たくさんの方々にお越しいただき、また地元の新聞にも取り上げていただきました。 このお家の施主さまは、津波で危険があるとされる串本町内にお住まいで、万が一津波が来た時に、潮岬の高台に避難ができるよう、避難小屋を造りたいというのが始まりでした。ところがどんどん計画のお話を進めるごとに、ええもんにしたいという気持ちが高まり、今ではこちらにお住いになられています。 できあがったものは、小さい家ですが、二人で住むにはちょうど良い家。 プランから、材料に至るまで、細かに打ち合わせさせていただき、これからの夫婦お二人のお家ができました。 そんな見学会の中、那智勝浦から来ていただいたお客様がおられました。 各所、見ていただきお話させていただくと 「家が、暗くて、寒いんです。いろいろ使い勝手もわるいところがあり…」というふうな内容だったと思います。 百聞は一見に如かず。 さっそく、お家を見せてもらいに行くことに。 さっそくといっても、本当にさっそく。この見学会の翌日、お伺いさせていただきました。 早朝から串本を出て、海岸線を走る最中。 ひとつ、気になったことがあって、 「うちの家は、ウサギ小屋なんでね…」、そんなこと言うてはったな…。 昔から、日本の家は、ウサギ小屋みたいだ、なんて外国人が先入観を持っていると聞いたことはあるが、そんなに小さい家なのか…、いや集合住宅でもないしな…。 そんなことを考えながら、 到着。 ご家族の一員のMUCK(むっく)さんが、出迎えてくれました。 「はぁ、ウサギ小屋なんですね…」 お家は、築30年ほどの在来木造2階建て。 この玄関を見ても、しっかりと建てられ、檜の柱は光っていました。 そして、一緒に現場調査に同行いただいたのは、那智勝浦を中心に、紀南地域で活躍され、僕の先輩の清水工務店の清水さんです。 現プランを拝見すると、この築30年ぐらいの家はほとんどなんですが、和室が一番いいところに配され、水回り、キッチンなどが北側の暗いところにあるパターン。お仕事も退職され、昼間長くお家におられることが多くなったこともあり、普段使いやすく、明るくて断熱性のある家を希望するようになられたとのこと。また、耐震性も確認して、これからの地震に耐えうる性能のお家にリノベーションすることになりました。 私の両親もそうなんですが、長年勤めていた仕事を退職すると、元気になるというか、明るくなるというか。 また、お問い合わせいただく中でも、このような方からのお問い合わせが増えてきています。 そんなとき、よく『終の棲家』として計画することがあるようですが、いつも思うんです。 なんか違うな、 そんなさみしいものではなく、いままで仕事仕事で暮らしてきたライフスタイルを一変し、これから本当に楽しむ暮らしを過ごしてほしいと。これからまだまだ、人生の始まりだと。 それから、黒潮号に乗って、何度か打ち合わせにいかせていただき、ええもんがつくりたいな、そんな気持ちが強くなってきた。 そんな『始の棲家』リノベーション工事が始まりました。 大阪府 堺市 泉北ニュータウン の 設計事務所 中古ストック を活用した 木の家 マンション 自然素材 耐震 断熱 リノベーション 西紋一級建築士事務所

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