2013.09.16
てれび君、こんにちは、さようなら。
「こんな中古マンションを購入したので、TV台を造りたい」
一枚の写真をいただいて現場調査。造作枠のOSCL(オイルステインクリアラッカー)とOP(オイルペンキ)、懐かしい仕上げ。殺風景な中にも、きっちり設計された痕跡、さすが30年前のコーポラティブハウス。隅々まで観察し、この雰囲気を掴む。いま、あるものをどう活かすか。
また、以前奥様が言われていた、「無駄なものに囲まれて生活したい」というフレーズが思い浮かぶ。見せたいもの、見せてもいいもの、見せたくないものの3種類をどう収納するか。
そして主題である、普段はテレビを隠しておきたい。確かに、この黒い大きなものが視界を占める割合は大きい。
そんなことを考えながら。
昨日は、竣工パーティにお招きいただいた。
すっかり家族の一員となったTV台も迎えてくれた。大事にしてもらってくださいね。
大阪府堺市泉北ニュータウンの設計事務所 中古ストックを活用した、木の家自然素材 耐震断熱リノベーション 西紋一級建築士事務所