新築やけど、マンションリノベーション工事 竣工
はじまりは、このチラシでした。
1年半ほど前、「ちょっとした家具なんかもできるんですか?」
こんな会話から、始まった記憶があります。
1年後ぐらいに完成の新築マンションを購入して、その新居に家具を考えたいとのこと。
当時は結構先の話と思っていましたが、計画を始めると、新築マンションでも設備の位置や間仕切りの有無など変更できる部分があり、しっかりコンセプトを立てて、そのプランに適する新築マンションのプランの検討を含め、計画を進めてきました。
とにかく本が多いということで、その本たちを収納してしまうのはもったいないと思い、あえて本を中心とした生活、暮らしができる空間ができれば、おもしろいのでは、という提案でした。
今年の真夏、新築マンションの竣工立ち合いがあり、実寸することになりました。
内装仕上げはしているものの、スケルトン状態。できるだけ無駄な間仕切りはなくし、この中に家具、本棚を配置することにより、間仕切りにできるように計画しました。
空間をイメージしていたものの、設計図を手に現場に入った時は、もうすでにワクワクしていました。
そして、竣工。
ご依頼いただく内容は様々。
もちろん施主さんによって違います。
ご希望される暮らしに合わせた提案というよりは、
もともと持っている暮らしのスタイルを引き出し、かたちにすることが僕の仕事だと考えます。
僕自身、そんなやり取りの中、その考え方や生き方に触れさせていただくことをうれしく思います。
建築を扱っている以上、どんな不動産であるか、また予算を含め縛られる条件はあります。
どんな条件下であっても、施主さんにとって最も良い解を求めることが、僕の使命であると感じます。
さて、これから新しい暮らしがはじまります。
その暮らしの箱に、家族の『らしさ』が醸し出されたとき、それは最高の住宅になります。
僕が造りたいのは、作品ではなく、ストーリーなんだと思う。
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