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2021.05.12

中古住宅+リノベ 住まいの完成見学会

  • イベント

ゆっくりばこをリノベ中に、現場でお声がけいただいた。
泉北ニュータウン、御池台。
この地域に範囲を絞って、住まいを探しているとのことだった。
それから、ここはという物件が出てくると、現場に行ってみてはどんな家が建つのか、一緒に検討させていただいた。何度か、チャンスはあったが、最後の一手に欠けた。
そんなとき、1軒、素晴らしい物件が現れた。その地域は建築協定があり、街全体が、白壁に赤屋根。建設当初、堺市住宅供給公社の分譲だった。そしてハウスメーカーで建てられたものだった。そのハウスメーカーは、ナショナル住宅産業株式会社。今でいうパナホームだ。
そこから、この家をどのようにリノベするのか、ある意味戦いのような検討が進められた。
昭和63年建設の軽量鉄骨住宅。不動産を手に入れるときに、私の中で大切に考えている一つが、資産価値という視点。特に、中古住宅を購入してリノベする場合は、どのようにして、資産価値として担保するのか、考える。
リノベ版長期優良住宅を取得する方向で進めた。現在、公で認められている基準のひとつ、これに当てはまるように性能UPを図った。
構造的には新耐震基準であるため、また本物件が軽量鉄骨住宅であるため、耐震補強としての工事は不要と考えた。あとは、劣化対策、維持保全対策、省エネルギー対策。一番大変だったのが、劣化対策。鉄骨自体の厚さや、防錆措置がなされているのか、パナホームさん、長期優良住宅事務局の方々と何度も協議した。そして、省エネルギー対策、今回も新築と同様に建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)を申請。今回の基準となったのが、「長期優良住宅化リフォーム推進事業」。前回の木造リノベと同様、今回も目指したのは高度省エネルギー型の補助金300万円。現在の省エネ基準から20%以上の削減レベル。外皮性能基準としては、UA値=0.58に。また、外壁の工事をどうしても施したかった。この補助金を使って、外壁をガルバリウム鋼板のカバー工法で一新した。
プランは、構造的な制約があまりなかったので、ある程度自由にできた。クライアントが本が好き、ということで、玄関入ると、LDKまでの広めの廊下に座って、本を楽しめる空間を作った。また大黒キッチンとして、家族皆で料理ができるように、大きな作業台を計画した。そして、LDKから続くデックへと広がる泉北ならではの緑道公園は、絶景かつ、家の中だけで暮らしが終わらず、絶えず外とつながって暮らしていただきたい。そんな想いで設計、工事を進めた。
家づくりのストーリーがひとまず終わりを迎えます。クライアントのご厚意により、皆様に見ていただく機会をいただきました。暮らしに対する思いをかたちにした中古住宅+リノベ。
ぜひ、ご来場ください。

中古住宅+リノベ 住まいの完成見学会
5月15日(土)~5月22日(日)10時~16時
予約制 / 場所:泉北ニュータウン 御池台
新築とリノベの設計と施工 西紋建匠株式会社

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電話072-247-4318
メール info@saimon-live.com
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