平屋の高性能な木の家プレゼン。
今日は、木の家のプレゼンでした。
私たちは、プレゼン、プレゼンと呼んでいますが、プレゼンテーションの略ですね。
新規のお客様から、プレゼンテーションの申し込みをいただき、その後、お客様にこちらで作成させていただいたアンケートをお渡しさせていただき、そこにお家についての要望や夢を思う存分書いていただきます。それらのご要望をもとに、敷地調査を進めて、まずはゾーニングから入ってゆきます。
敷地のどのあたりに何が来るかを細かく想定してゆきます。その時点で、道路との関係や、隣地との関係、隣家の状況、しっかり確認します。また、大前提として太陽光、日差しの当たり方ですね、この辺りもしっかり押さえてゆきます。
大方の間取り、ゾーニングが見えてくると、家内部のプランニング、と同時に、建物のボリューム、前面道路からの立面(ファサード)を練ってゆきます。どれかを最優先で進めるのではなく、全体的にまんべんなく、広く浅くを全体的に押し上げるように、進めてゆくのです。
アプローチから、玄関へ、玄関から内部動線で、どのように空間に入ってゆくのか。もちろん、お客様からいただいたご要望をもとに、お客様がどんな暮らしを望まれているのか、こちらは最大限にイメージしながら検討に入ってゆきます。
例えば、今日のプレゼンのお客さまからは、『朝日が入り、気持ちの良い朝を迎えたい』というご要望をいただきました。こちらのご要望自体、当然でまっとうなご要望だと思いますが、でもこの要望が出でてくる方と出てこない方がおられます。このように言語化されて、要望にあがってくるということは、一日の中で、朝の時間を重要ととらえられていることが分かり、その空間を実現できるようにプランニングしてゆきます。このようなご要望はたくさんありますので、ひとつずつ、丁寧にとらえ形にできればと細かに検討進めます。
また、省エネに関してのプレゼンも作成させていただきます。
まずは陽当たり。春秋分、夏至、冬至、それぞれの季節に、時間帯によってどのような光が差し込むのか。近隣の建物や植栽まで踏まえて調査します。断熱気密性能やZEH住宅の条件、そして、耐震設計、耐震については、耐震性能等級3を標準としていますので、それに似あった壁があるのかどうかをまだ簡単ですが、シミュレーションしてゆきます。
ここまでくると、最終、模型作成に入り、全体コンセプトとしてまとめ上げてゆきます。
今回は平屋と二階建て、両方の検討もありましたが、メインは平屋。
これまで堺市でも、平屋を提案、建てさせていただいたことはありますが、なんといっても落ち着いた空間です。また、あらたに今回はコートハウスにチャレンジしてみました。
中庭を中心に暮らしが展開する、考えている私たちもわくわくしてくるプレゼンになりました。
いざ、プレゼンが始まり、私たちがこれまで考えてきたことをお客様にお話し、投げかけるという表現かもしれませんが。
今回、前回も「鳥肌立ってきた」と感想をいただきました。
こちらも一生懸命させていただいていますが、お客様のお家に対する情熱や期待も並大抵のものではないことが分かりました。
また、次につながるように、頑張ってゆきたいと思います。