空中庭園のあるマンションリノベーション工事
大工さんの造作工事も完了し、いよいよ工事は佳境、仕上げ工事です。
壁、天井の仕上げ工事に入る前に、まずは塗装工事。
今回は、施主様にお好みの色を選んでいただきました。
普段は、建築に色を入れることはあまりしません、できるだけシンプルに仕上げ、あっても木や石の質感を現わしたり程度で、お住いになられてから、施主様の好きなもので色付けしていただくということが多いように感じます。
今回は、ちょっと、いえ、かなりビビッドな色。そして、ビビッドな中にも少しアンティークな色。(言葉では表現しにくいのですが。)
このような感じです。
雑誌の写真等で、こんな感じと決まっていましたが、最後は施主様に色を選んでいただきました。
このトイレの壁の色の制作は難しかったです。ビビッドなんですが、すこしアンティーク。最初は職人さんに現場で制作してもらって、塗ってみましたが、このアンティークさが出ず、メーカーに依頼し、再度挑戦しました。
トイレの壁、これが少し違った青。
職人さんと「いや、いいんやけど、ちょっと違うねん、もうちょっとさびれた青というか、紫外線が少し当たったような古びた青やね」という風なやりとりが続きました。
玄関からダイニング入るところのオレンジ。もともとが黒っぽい色だったので、下地が出ないように塗り重ねました。
玄関の内部の色は、この黄色でした。
塗ってみると、これがまたいいですね。インテリアとしても感じが良いし、朝出かけるときにちょっとパワーをもらえる玄関扉です。
うちの玄関も塗り替えようかと考えてしまいました…
洗面所、キッチンのタイルです。
このあたりは、白でスッキリシンプルなものです。
塗装工事が終わると、壁、天井の内装工事に入ります。
既存のクロスを丁寧にはがしてゆきます。
こうして、内装工事が終わりました。
今まで、多くの職人さんに携わっていただき出来上がってきた現場。
すっからかんになった現場は静かに、竣工を迎えます。
大阪府 堺市 泉北ニュータウン の 設計事務所 中古ストック を活用した 木の家 マンション 自然素材 耐震 断熱 リノベーション 西紋一級建築士事務所